2022年6月24日(金)からCoupang Play(クーパンプレイ)で配信が開始された「アンナ」(Anna)がついに最終回を迎えました✨
アンナを演じるぺスジの演技とストーリーに引き込まれ、一気に完走してしまいました👏
本記事では、韓国ドラマ【アンナ】(Anna)の最終回を含めた結末のネタバレと考察をご紹介します。ネタバレですので、これから視聴される方はご注意ください⚠️
また、本記事はCoupang Play放送版とディレクターズカット版の両方を視聴した上で記載しています。特にディレクターズカット版は、丁寧に描かれていますので、★にて追加で説明をしています。
2種類のバージョンが存在する背景は、こちらで説明しています。
まだ会員になっていない方は、30日間無料体験を利用して視聴することも可能です✨
Amazon Prime Videoを30日間無料体験する
韓国ドラマ【アンナ】 ユミの人生を変えた嘘とは?
ぺスジが演じる、主人公のイユミは、テイラー店を営む父親と耳が聞こえない母親の1人娘として育ちます。
高校時代、ユミは内緒で高校の教師と恋愛をしますが、大学受験直前で皆にバレてしまいます。バレた際に、その教師は保身のため、すべてユミのせいにしユミは受験まで数ヶ月の時に、親元を離れてソウルの高校へ転校させられます。
ユミの人生の分岐点は、高校の教師と恋愛していたことがバレ、教師に裏切られ親元を離れて暮らさなくてはならなくなったことだったと思います。
ユミは非常に頭が良く優秀でしたが、転校等も重なり受験に失敗してしまいます。
ある日、お父さんからユミへ電話がかかってきて、お母さんが初期の認知症になっていることを聞きます。ユミは、大学受験を心配するお母さん、お父さんを安心させるために、大学に合格したと嘘をつきました。
この時、部屋を借りている寮母さんにも話を聞かれていました。
同じ家に住んでいたユミの1学年先輩のジウォンは、寮母さんづてに、同じ大学の新入生であることを知り、ユミを出版関係のサークルに誘います。ユミは、大学の新入生のふりをしてサークルに入部し、ジェホと知り合い付き合うことになりました。
ジェホは、ニューヨークへ留学することが決まり、結婚を前提に、ユミも語学留学のために一緒にニューヨークへ行かないかと誘います。
ユミは、学校の選抜として選ばれたと両親へ嘘をつき、資金を援助してもらい、一緒にニューヨークへ行くことにします。
ニューヨークへ向かうための空港で、ジェホは母親から電話を受け、ユミが同じ大学に通っていないこと、そもそもどの大学にも入学していないことを知ります。ユミの嘘が発覚したことにより、ニューヨーク行きも、ジェホとの関係も終わります。
※先輩のジウォンにユミが大学に入学していなかったという事実が知らされたのは、社会人になったずっと後のことでした。
そして、ニューヨーク行きがだめになったタイミングで、ユミの大好きなお父さんが亡くなってしまいます。ユミには、知らせていませんでしたがお父さんは癌を患っていました。そして、スーツの仕立て店も破産してしまいました。それもあり、ユミのお母さんは、少しづつ体調が悪化し、認知症が進行していきます。
★ディレクターズカット版:ユミの幼少時代
ディレクターズカット版では、よりユミの幼少期が丁寧に描かれていました。
幼い頃出会ったアメリカ夫人には、ピアノ、英語、ポーカーフェイスを学びます。
両親を見下した友人ボラへはバレエで見返すエピソードもありました。
こういった経験は、ユミの学生時代の「心に決めたらやり遂げます、いつもそう」という言葉やこの後のアンナの人生を形成したような気がします。
韓国ドラマ【アンナ】 ドラマ名にもなっているアンナは誰?
お父さんが亡くなり、お母さんを支えるためにもユミは、故郷をふたたび離れて、ソウルで駐車場の案内係、飲食店など、さまざまなアルバイトをしお金を稼ぎます。
ユミは、ある時見かけたギャラリー「マレ」のアルバイトの募集に応募します。
そこでの仕事は、ギャラリー「マレ」の館長の娘 ハン・ヒョンジュのアシスタントでした。
ヒョンジュは、アメリカで修士を取得した経歴もあり、英語も堪能でした。
ある日、ヒョンジュは、旅行のための飛行機の手配をユミに依頼します。パスポートも管理していたユミは、そのパスポートの期限があと1ヶ月であることを伝えます。
ヒョンジュのパスポートは、「Lee Anna」の名前で記載されています。ヒョンジュは、韓国名の「ハンヒョンジュ」とアメリカ名の「イ・アンナ」の2つの名前を持っていました。
※後からわかることですが、ヒョンジュは、自分の名前のネガティブな由来を知ってしまいアンナという名前はほとんど利用せず、韓国名のヒョンジュを日常的に利用していました💡
韓国ドラマ【アンナ】 ユミがアンナになった理由
ある日、お母さんがソウルにくることになり、1日休暇を取りたいと「マレ」の館長へ伝えますが、契約上急な休みを許してくれません。
高圧的な態度で、ユミを罵倒する館長やわがままなヒョンジュのに嫌気がさし、ギャラリー「マレ」のレジにあるお金とヒョンジュのパスポート、ヒョンジュが大学に提出する予定だった卒業資格書を盗み逃亡します。
そしてユミは、名前を「イ・アンナ」へ正式に変更し、ヒョンジュの持つ「イェール大学」という素晴らしい学歴とそこから生まれた人脈を手に入れます。
アンナになったユミ(以下アンナ)は、ヒョンジュの人脈と学歴をうまく使い、海外の有名美術大学受験のためのアカデミーの先生になり、さらには大学の先生にまで登りつめます。
生徒からの評判や成績は非常に良いものでした。
そもそも、アンナは大学で勉強をしていませんが、もともと賢かったため、他の先生の教え方を真似したり、美術を独学で勉強したりして、うまく教えることができたのだと思います。
韓国ドラマ【アンナ】 ジフンとの結婚
生徒からの評判の良いアンナは、大学の関係者からから有名なIT会社「ITソリッド」の社長、ジフンとのお見合いを勧められ、2人は結婚することになりました。
2人は盛大な結婚式をあげますが、アンナは、自身の素性が明らかにならないように、慎重に両親をも偽造し乗り切ります。
※結婚式で突然登場したジフンの甥だと言う男の子の秘密については、ジフンの秘密で紹介します。
結婚した後、政界入りを目論んでいたジフンは、奨学金等で支援する財団の慈善活動に力を入れていました。財団のあるイベントで耳が聞こえない子がスピーチをするシーンで困っていた時に、参加していたアンナが咄嗟に手話で子供を助けるシーンがメディアで大絶賛され、アンナを積極的に政治活動等に関与させるようになりました。
韓国ドラマ【アンナ】 ヒョンジュ(本当のアンナ)の人生
アンナは高級マンションに住んでいましたが、ある日同じエレベータにヒョンジュ(本当のアンナ)が乗ってきて、イユミであること、そしてヒョンジュの「アンナ」という名前を奪い成功した人生を送っていることがバレてしまいます。
この時、ヒョンジュは結婚しており、ステラという娘が1人いました。アメリカでしばらく暮らしていましたが、離婚調停のため韓国に戻ってきているところでした。
裕福に暮らしているように見えるヒョンジュですが、多額の借金を抱えてお金に困っていました。
そんな時に、アンナ(旧ユミ)と再会し、自分の名前を利用して華やかな人生を送っていることを知り、バラされたくなければ、多額のお金を支払うよう要求します。
アンナは、いろいろな人たちから賄賂をもらいこのお金に当てようと、支援者たちと会いました。
支援者と会うだけで何も言わなくても賄賂をもらうことができました。
ヒョンジュに渡すお金を集めている最中、ギャラリー「マレ」でヒョンジュが亡くなったことをニュースで知ります。
★ディレクターズカット版:ヒョンジュの幼少時代
ディレクターズカット版では、ヒョンジュの過去の人生についてもフォーカスされていました。
ヒョンジュは、バイオリンの才能がありましたが、バイオリンの先生と折り合いがつかず、バイオリンを(おそらく)辞めてしまいます。
このような経験が、ヒョンジュが努力をしなくなった(すべてお金で解決しようとする)理由なのかもしれないですね。
韓国ドラマ【アンナ】 ジフンの秘密
ある日、ジフンは、内縁の妻イムソヨンがおり、自閉症の息子ミンジェがいるという重大な秘密がニュースによって明らかにされました。
自閉症の息子は、アメリカで暮らしており、内縁の妻はチェジュ島の海で事故死しています。
実際には、ジフンがイムソヨンの事故に関わっており、アンナが問い詰めるとヒョンジュを殺害したもの自分であることを認めます。アンナは、ジフンには、まだ正体がバレていないと思っていましたが、ヒョンジュは、ジフンにも、アンナの正体をバラして脅していたのでした。
ソウル市長への選挙の真っ只中での、ジフンのスキャンダルは選挙へ大きな影響をもたらしますが、アンナに対する人気のおかげで支持率を順調に伸ばしていきました。
そんな中、アンナが多くの人から政治献金をもらっていたことがジフンに知られてしまいます。
ジフンは、それを隠蔽するため、選挙が終わった後に、アンナにアメリカの病院で療養してもらおうと密かに計画します。
一方でアンナは、車の運転手に暴力を振るい不当な解雇をしていることや殺人を犯していることなどから、こんな人が市長になったら大変なことになると思い、ジフンの秘書のユミに手伝ってもらいながらジフンの悪事の証拠を集めていきます。
★ディレクターズカット版:ジフンの青年時代
ディレクターズカット版では、ジフンの過去の人生についてもフォーカスされていました。
ジフンは4人家族でしたが、父親は酒とタバコに市議の使いっ走りでお金を稼げず、母親は癌になったにもかかわらず入院するお金もありませんでした。
これからのお金に苦労した経験や父親を見て、お金を稼ぐことや政界入りを何が何でも達成しようと思っていたのかもしれないですね。
韓国ドラマ【アンナ】 ユミとジウォンの友情と作戦
ジウォンは、大学を卒業し、政治記者になりました。ユミとは、連絡をたまに取り合っていましたが、メディアに露出するアンナを見て、ユミであることに気付きます。
仕事で偶然再会したユミの元彼氏のジェホから、ユミは大学に通っていなかったことを告げられ、ユミが嘘をついていたこと、なんらかの背景でアンナに改名したことを知ります。
アンナは、ジウォンに、アンナの秘密(ユミからアンナに改名したこと)とジフンの秘密(殺害者であること、脱税疑惑など)の証拠をすべて渡します。ジウォンに渡した理由は、「自分のことをユミと呼んでくれる唯一の人だから」と言っています。
そして、2人はジフンのガードが下がる選挙後のタイミングで、暴露することを計画します。
★ディレクターズカット版:ジウォンの学生時代
ディレクターズカット版では、ジウォンの過去の人生についてもフォーカスされていました。
学生時代、先生の体罰か何かについて教育庁に通報し、先生に叩かれているシーンがありました。それでも意志を曲げずに貫いている姿が印象的でした。
正義感があり、信念が強い性格が、政治の暴露など現在の仕事ぶりにも通じていました。
韓国ドラマ【アンナ】 アンナとジフンの結末
ジフンは、晴れてソウル市長に当選します。そんな中、アンナの唯一の家族である母親が危険な状態であるという知らせを受けます。アンナは会いに行こうとしますが、選挙の当選直後で素性がバレるリスクなどからジフンに止められます。
翌日、ジフンは息子のミンジェに会う口実で、アンナとアメリカのサンフランシスコへ向かいます。飛行機に乗り込んだ時、アンナは、母親が亡くなったという知らせを受け、悲しみます。
そして、アメリカに到着し、車を走らせている最中、ジフンは、アンナに実は息子のミンジェはオーストラリアに引越していることを伝え、忙しかったアンナにアメリカで療養することを提案します。
療養のためにアメリカに連れてこられたことを理解し、アンナは絶望します。
そして、運転するジフンが、たまたま飛び出てきた鹿を避けようとしたタイミングで、アンナがブレーキをかけ電柱にぶつかってしまいます。事故によりジフンは車の席に閉じ込められてしまいます。
アンナは、鹿が出てくる前、ジフンがシートベルトをしていないことを確認していたので、きっといずれかのタイミングで殺そうと思っていたのだと思います。
車から降りれたアンナは、ジウォンからの「暴露の記事は、上層部からストップがかかっており、検事からも協力がえられない」というメッセージを読み、アンナの絶望に追い討ちをかけます。
最終的に、アンナはジフンが動けなくなっている車に、火がついたバッグを投げ入れるのでした。
★Coupang Play放送版では、このシーンが冒頭で登場し、過去に遡るような描かれ方になっています。
その後、ジフンは車で亡くなり、アンナは行方不明と韓国で報道されます。
実は、第2話で病院にいるお母さんをお見舞いに行くと、夢で自分が鹿になり、ユミを見たと言っています。夢の中で、ユミは、すごく悲しそうな顔で泣いていたそうです。
お母さんの鹿になった夢と最後のシーンはリンクしてたんだ😭😭😭鳥肌…
アンナをある意味でジフンから助けたのはお母さんだったのかも🥺#アンナ #anna
pic.twitter.com/w7nD3lcAvM— Ami²⁵²¹ (@inutotabisuruyo) July 10, 2022
個人的な感想ですが、ここで鹿になってユミを解放したのは、お母さんだったのかもしれないですね….
韓国ドラマ【アンナ】 アンナのその後
アンナは、事故の後、歩いてアメリカを横断してカナダにきたようです。
現在は、雪の中の木の小屋で、1人で薪を売りながら生活をしています。
韓国ドラマ【アンナ】 感想
#アンナ 美しくて、影があるアンナがすごく良く表現されてた💕
元々の賢さに裕福さを得たアンナと生まれた時から裕福なヒョンジュの人生の対比も興味深かった💡
演技にもストーリーにも終始引き込まれる作品で、展開が気になりすぎて一気見でした◎#ペスジ #anna pic.twitter.com/bk5cDgmCob— Ami²⁵²¹ (@inutotabisuruyo) July 10, 2022